【中学受験】タラレバ サピックスの先生との距離感
中学受験勉強をした3年間を振り返ると色々とあーすればよかったこーすればよかったがあります。覚えている範囲でつらつらと書いてみるシリーズです。
個人的な見解なので、ふーん、そういう考え方もあるのねー。程度に受け止めてもらえればと思います。
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そろそろ6年生の第一回目の面談が終わった頃でしょうか。
サピックスは親への対応、子供への対応共にとてもドライな事で有名ですが、実際に面談をしてみると、先生方が子供の事をよく見て(観察して)下さっているなぁ、と感じました。
何度も繰り返す間違いの癖とか、授業中の言動からの合っていそうな校風の学校の提案とか、きちんと子供の事を把握してくださっていました。
もう1点興味深かったのは、面談してくださった先生は息子さんの中学受験を経験されており、塾講師としてだけでなく、親として心配になってしまう部分についてアドバイスをしてくださいました。
積極的な熱血指導はありませんが、教室ではしっかりと生徒に寄り添い、後押ししてくださっているという印象でした。
でも、でも、ですよ、
やはりこちらからアクションを起こさないと、塾からは何も言ってきてくれません。
6年生の中盤以降はメールで質問したり、提出する過去問に質問コメントを書いたりして親の立場からの不明点を出来るだけ一人で抱え込まないようにしました。
例えば、
第一志望校の理科の勉強をこのような優先順位ですすめようと思っているのですが、アドバイスお願いします。といったメールを送ると
担当講師が授業後に電話をかけてきて下さり、
第一志望校の傾向は~~と思われがちですが、結局点を取るのに大切なのは基礎知識なので、コアプラスをしっかりと固めて下さい。その次に愚息君の場合は〇〇よりも●●を優先して取り組んで下さい。SSはしっかり復習してください。
といった感じにかなり具体的にアドバイスを頂きました。
他には、コロナの影響で1月の授業は自宅からZOOMで受ける事が多かったのですが、2月が近づくにつれて授業点も気持ちも不安定になってきていたので、1月の最終授業は対面授業に行かせ、その裏で塾に電話をして、
『今日、対面授業に行かせます。かなり自信を失っているので、自信回復できるようなポジティブな声掛けお願いします。算数の〇〇先生にお願いしたいです。』
と、伝えたところ、
今までやってきたことに自信を持って臨めば合格できる!!
というようなお話をしてくださったようです。
受験が終わってからも、
あの時、授業の後に〇〇先生に呼び止められたのはすごくビックリしたけど、すごく嬉しかったし自信になった。
と、愚息が申しておりました。
そして、本番前日の激励電話は愚息が大好きな塾長をリクエストしました。
他のみなさんはどうされたか分かりませんが、ウチの場合はこれがかなり効果的だったと思っています。やっぱり最後に会話を交わすのは一番好きな先生が良いと思います。良い感じに緊張をほぐして下さって、落ち着いて眠りにつく事ができたような気がします。
と、いった感じでサピックスの先生には勉強そのものだけでなく、取り組みの方向性の確認やメンタル面のサポートといったところでもしっかり支えて頂いたと思います。
4,5年生の間も、もう少し積極的に相談すればよかったかも。と、思ったりもしましたが、多分、そこまで聞きたい事もなかったような。
さて、とっちらかってきましたが、まとめますと、
サピックスの講師陣はこちらから一歩踏み込めばしっかりとサポートして下さる。
です。
えー、でもー、こんな事聞いてもいいかなー。
とかウジウジ悩んでいる間に質問メール書いちゃいましょう。
意外なほどがっつり対応してくれますよ!
ご参考まで。
【中学受験】タラレバ(6年生)弱点補強は今しかない!
中学受験勉強をした3年間を振り返ると色々とあーすればよかったこーすればよかったがあります。覚えている範囲でつらつらと書いてみるシリーズです。
個人的な見解なので、ふーん、そういう考え方もあるのねー。程度に受け止めてもらえればと思います。
今回は6年生です。
6年生の夏期講習が終わり、塾から過去問を解き始める指示が出された頃、愕然としたことがありました。
時間がない!
そう、夏以降は指示される最低限の事以下をこなすだけで精一杯になります。
6年生の最初の方はもう2年も塾通いしている事もあり、日々の勉強の回し方も定着してきていたので、若干の余裕があり、ちょっとした隙間の時間に算数の苦手単元の4-5年生時テキストを掘り返して弱点強化をしていました。
特に塾から指示が出ていたわけでもないので(ってか、SAPIXってそういう指導は基本的に無いですよね。。)なんとなく出来る時に出来るだけー。
ってな感じで緩くやっていたのですが、これが甘かった。
愚息の嫌がる場合の数やら規則性を中途半端にやり散らかしている状態を最後まで収拾つけることが出来ず、受験本番までヒヤヒヤしながら、苦手単元の出題が無いことを祈っていました。(愚息の前では平然を装っていましたが。)
弱点補強は比較的余裕のある今のうちに、きっちりスケジュールを考えて、やり切る事をおススメします。
ウチの算数、理科が苦手系男子は算数は4-5年時のテキストに加えて
サピックス分野別シリーズ 算数 標準20回テスト を使いました。
その名のとおり分野別に必要な分だけ購入できるし、1枚ごとのプリント形式だし、4-6年の問題をカバーしているので、もしかするとこちらだけでも良かったのかもしれません。
20回分終わるとやり切った感もありますし。
多分SAPIXの校舎でしか買えないのでその点、ご注意下さい。
理科は知識問題は塾でコアプラスをやらせてくれるので、別途、計算系のところを強化しました。
理科の問題集って普通は知識問題と計算問題の区別なく単元ごとのものが多く、知識も計算も。と、愚息君は混乱しがちだったのですが、こちらの問題集は計算問題のみに絞った内容で、
あの単元のこのパターンの計算問題ね。
という頭の中の整理が出来たような気がします。
(これをやったお蔭で(多分)、理科の計算問題への苦手意識が減り、6年中盤以降マンスリー理科の偏差値がいつも60前後に安定するようになりました。2ページ見開きで完結するので手軽に取り組めるし、解答が子供が自分で読んで理解できるレベルに噛み砕かれているのでおススメです。)
と、いうことで、まとめますよ。
6年生、弱点補強は夏までに!
以上、ご参考まで。
【中学受験】タラレバ(4年生)勉強、いつ見るの?今でしょ!(古っ)
中学受験勉強をした3年間を振り返ると色々とあーすればよかったこーすればよかったがあります。覚えている範囲でつらつらと書いてみるシリーズです。(祝第2回)
個人的な見解なので、ふーん、そういう考え方もあるのねー。程度に受け止めてもらえればと思います。
愚息が通塾始めた当初、母はなんとなーく、あれやりなさい、これやりなさい、と宿題の仕分けをしたりはしていたものの、きちんと答え合わせをしたり、理解してるかのチェックはできていませんでした。定着させるための工夫とかもしてなかった。
これ、後悔先に立たずです。
やるなら4年生の時からきっちりやっておけばよかった。
ウチの場合は5年生になる頃に母がこのままではあかん!と危機感を覚え仕事量をセーブし、煩悩を捨てる覚悟を決め、受験生の伴走を始めたのですが、これ、ほんと4年生の頃やらやっておけばよかった。。。
どうせ後から焦って伴走始めるんです。楽なうちに始めちゃいましょう!
なんとなく面倒?
中学受験って、期限付きです。
2月1日までの残り日数が増える事は絶対にありません。
4年生の今から始めれば、どこの難関校でも選びたい放題ですよ!
ご参考まで。
【中学受験】タラレバ 4年生_保護者会に出席しよう!
中学受験勉強をした3年間を振り返ると色々とあーすればよかったこーすればよかったがあります。覚えている範囲でつらつらと書いてみるシリーズです。(続くんかいな?)
個人的な見解なので、ふーん、そういう考え方もあるのねー。程度に受け止めてもらえればと思います。
4年生の頃はまだコロナ禍も始まっておらず母は普通のカイシャイン的生活をしていました。当時、サピの保護者会はド平日の昼間に開催され、オンライン配信などなかったのでまあ仕方ないかー。と保護者会には全然出席していませんでした。
コレ、大間違いでした。
今は保護者会の動画が配信されているので皆さん、視聴されていると思いますが、保護者会には絶対出席(視聴)した方が良いです。
紙媒体やマイページには掲載されない所属教室の個別の情報であったり、教科ごとの各教材の位置づけや自宅学習の進め方であったりの説明があります。
出来ればきっちり時間を確保して、メモを取りながら聞くことをおススメします。
ワタクシ、4年生の間はこれを知らずに愚息の勉強の管理(?)をしていたので、すごく無駄な労力を使ったと思います。マストでやるべきこと、余力がある場合のみ手を出すべきもの、など所属クラスのレベルに合わせてお話があるので、まずは指導の通りに勉強をすすめるのが正解だと思います。
★★★の問題を無理やり解かせてどれだけの時間と労力を無駄にしたことか・・・。
あと、やはり自分の子供が教えてもらっている先生のお顔が見れるのが良いです。『面識のない国語の先生』よりは『国語の〇〇先生』ってお顔だけでも分かっている方がなんとなく子供とも会話しやすかったです。
〇〇先生は授業でどういう風に教えて下さったの?
みたいな。
6年の個別面談の時に実際にお会いする時や、過去問の添削者の欄にお名前を見つけたりした時に、ああ、あの先生だ。ってちょっとだけ予備知識があるだけでも心理的距離が縮まるって効果もあります。
お話されている内容も大切なのですが、なかなか教師陣との接触がないサピにおいて、どんな人達に指導してもらっているのかが少しでも垣間見える良い機会ですので保護者会は是非ともしっかり参加・視聴をおススメします。
ご参考まで。
【中学受験】第一志望校を決めよう!
中学受験の勉強の方向性に関して個人的な意見を述べるエントリーです。
ふーん、そういう考え方もあるのねー。
程度に受け止めてもらえればと思います。
愚息が第一志望に合格できた一つの要因は早い時点で第一志望校を決めていたことだと思っています。
愚息はこの中学に行きたい!と自発的に考えるような向上心のある少年ではなかったので、母が学校説明会に参加したりして情報収集し、愚息と相性の良さそうな学校を勝手に見繕い、第一志望校としました。
そして、絶対楽しいからこの学校に行こう!君の明るい未来はここにある!と刷り込みました。
だからと言って そうだ!がんばって勉強するぞー、エイ エイ オー!とはなりませんでしたが、まぁ、なんか、そこ目指して勉強させられるのね。的な流れにはなりました。
まわりのお友達も新4年生の塾の中学受験カリキュラム開始時期から通塾を始めた子が多く、あまりなにも分かっていない子羊たちは
俺、〇〇中学行くー!
オレは△△中学行くんだー。
とか自慢しあっていました。
で、何故早い時点で第一志望校を決めるのが大切だと思うか。という点ですが、
さあ、ダイエットするぞ!
と言うのと
さあ、10キロ減量するぞ!
というのの違いだと思うのです。
到達できそうなのかどうか現時点でわからなくても明確な数値目標がある方が走りやすいと思うのです。
まず、どこらへんの偏差値から走りはじめる(入塾する)のかすら分かりませんでしたし、どれだけの山や谷を乗り越えないといけないのかという道のり(カリキュラム)も分かっていませんでしたが、第一志望校だけは決めていました。
最終的に第一志望校を確定する必要がある時期に変更の必要があれば変更すれば良いと思っていました。
そして第一志望校の80%偏差値を最終目標として設定し、焦らず、クサらず、むちゃくちゃ地道に走り続けました。少しずつ、少しずつ、ほんの少しの偏差値アップも大袈裟に喜び、乱高下があった時にはそんなこともあるさと冷静を装い、少しずつでも目標に近づいてきているんだという小さな確証と達成感を積み上げ、3年間かけて目標に到達しました。
そんなの結果論でしょ。
って思われる方もいらっしゃると思います。
そうです。結果オーライでした。
でも、これが
どこまで上がったら良いかは決めてないけど、とにかく成績アップ、偏差値アップ、頑張ろう!
だったら愚息も母も走り続けられなかったと思います。
なんなら、どこにも着地できていなかったような気がします。
頑張っても頑張ってもあとゴールまでどれくらいの距離があるのか分からないレースを走り続けるには相当な忍耐力が必要だと思います。逆にこれができる子はすごいと思います。
ちなみに愚息の成績はサピックス入塾時偏差値47、6年生4科目での最高到達点66でした。
と、いうことで、一つの成功事例のご紹介でした。
ご参考まで。
【中学受験】備えあれば・・・その3
今回の備えは ”鼻ぽん” です。
皆さん鼻ぽんご存知ですか?
なんとも独特なネーミングなのですが、読んで字のごとく鼻血が出た時に鼻にぽんする商品です。
安波京子先生のインスタライブを観ていた時に京子先生は毎年これを教え子の受験生にプレゼントする。とおっしゃっていました。
子供ってえっ?今?ってタイミングで鼻血出しません?
幸い愚息氏は入試の時にコレのお世話になる事はなかったのですが、今まで数回お世話になりました。
・鼻にぽんと詰めるだけ
・子供が自分で詰められる(奥までつっこみすぎないように要指導)
・いい感じに子供の鼻にフィットするサイズ
・ティッシュみたいにすぐにグダグダにならない(ティッシュより吸収量が多く、ちょっとせき止めてくれる感じだそうです。※愚息談)
ので、鼻血をちょいちょい出す子、一度鼻血が出始めるとなかなか止まらない子はお家に常備しておいても良いかもです。もちろん入試の時は必携です。
無くても困らないのですが、あるとちょっと便利なアイテムです。
ご参考まで。
【中学受験】その日は突然やってくる
2月1日は体感的には突然やってきました。
これはあくまでも個人の感想で、コノヒトアタマダイジョウブカナ?と思われるような事を書いているかも知れないので、意味不明な事を不快に感じる傾向のある方は読まないことをおススメします。
2022年2月1日が暦通りにやってくることは知っていました。
あと一年、あと半年、とじわじわ迫り来るその日をいつも意識していました。
なんなら100日くらい前から指折り数えておりました。
とっとと来てくれないかと思って過ごした時期もありました。
が、
2月1日は突然やってきました。
何と言うのでしょう。
その時を境に今までの日常がガラっと変わってしまい、不可避かつ不可逆なのです。
我が家では1月31日にコンパス無い!事件が発生しましたが、それ以降はもう考える事が許されず、決めていたアジェンダに沿って食事、睡眠、起床、準備、移動、受験、帰宅、休息、食事、睡眠、起床、準備、移動、受験・・・とベルトコンベアーに乗せられたようにひたすら予定をこなすだけの行動しか出来ませんでした。
2月1日の帰宅後は本命本番受験の疲れで翌日の学校に向けた勉強をする余裕はありませんでした。
2月2日の午前午後受験の後はとにかく早く帰って寝る事しか考えられませんでした。
2月3日も決めていた時間の電車に乗って受験校に間に合って行く。というミッションを遂行することが親として唯一出来る事でした。
ある意味カオスの中の無の境地。
本番1回のテストのみで合否が決まってしまう恐怖感。
手持ちの武器のみで戦うしかないという焦燥感と諦念感。
そして何より親は祈るしか出来ないという無力感。
時空のゆがみにでも入ってしまったのかと感じる異空間で色々な気持ちと戦いながら本当に不思議な3日間を過ごしました。
そして、愚息は立派な受験戦士として戦い抜いてくれました。
ご参考まで。