【中学受験】第一志望校を決めよう!
中学受験の勉強の方向性に関して個人的な意見を述べるエントリーです。
ふーん、そういう考え方もあるのねー。
程度に受け止めてもらえればと思います。
愚息が第一志望に合格できた一つの要因は早い時点で第一志望校を決めていたことだと思っています。
愚息はこの中学に行きたい!と自発的に考えるような向上心のある少年ではなかったので、母が学校説明会に参加したりして情報収集し、愚息と相性の良さそうな学校を勝手に見繕い、第一志望校としました。
そして、絶対楽しいからこの学校に行こう!君の明るい未来はここにある!と刷り込みました。
だからと言って そうだ!がんばって勉強するぞー、エイ エイ オー!とはなりませんでしたが、まぁ、なんか、そこ目指して勉強させられるのね。的な流れにはなりました。
まわりのお友達も新4年生の塾の中学受験カリキュラム開始時期から通塾を始めた子が多く、あまりなにも分かっていない子羊たちは
俺、〇〇中学行くー!
オレは△△中学行くんだー。
とか自慢しあっていました。
で、何故早い時点で第一志望校を決めるのが大切だと思うか。という点ですが、
さあ、ダイエットするぞ!
と言うのと
さあ、10キロ減量するぞ!
というのの違いだと思うのです。
到達できそうなのかどうか現時点でわからなくても明確な数値目標がある方が走りやすいと思うのです。
まず、どこらへんの偏差値から走りはじめる(入塾する)のかすら分かりませんでしたし、どれだけの山や谷を乗り越えないといけないのかという道のり(カリキュラム)も分かっていませんでしたが、第一志望校だけは決めていました。
最終的に第一志望校を確定する必要がある時期に変更の必要があれば変更すれば良いと思っていました。
そして第一志望校の80%偏差値を最終目標として設定し、焦らず、クサらず、むちゃくちゃ地道に走り続けました。少しずつ、少しずつ、ほんの少しの偏差値アップも大袈裟に喜び、乱高下があった時にはそんなこともあるさと冷静を装い、少しずつでも目標に近づいてきているんだという小さな確証と達成感を積み上げ、3年間かけて目標に到達しました。
そんなの結果論でしょ。
って思われる方もいらっしゃると思います。
そうです。結果オーライでした。
でも、これが
どこまで上がったら良いかは決めてないけど、とにかく成績アップ、偏差値アップ、頑張ろう!
だったら愚息も母も走り続けられなかったと思います。
なんなら、どこにも着地できていなかったような気がします。
頑張っても頑張ってもあとゴールまでどれくらいの距離があるのか分からないレースを走り続けるには相当な忍耐力が必要だと思います。逆にこれができる子はすごいと思います。
ちなみに愚息の成績はサピックス入塾時偏差値47、6年生4科目での最高到達点66でした。
と、いうことで、一つの成功事例のご紹介でした。
ご参考まで。